漏電復旧作業

2023-11-25

電気

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漏電対応

電気設備でのトラブルは、日常生活や業務に大きな影響を及ぼす可能性があります。特に、漏電や短絡は安全上の重大な問題を引き起こすことがあります。ここでは、絶縁抵抗測定器とクランプメーターを使用して、電気設備のトラブルの原因を特定し、修復する方法について詳しく説明します。


絶縁抵抗測定器を使用したトラブルシューティング


ブレーカートリップしている際には必須のツールです。配電盤や分電盤を確認し、トリップしているブレーカーを特定します。このブレーカーが、問題のある回路を制御している可能性があります。


作業手順

絶縁抵抗測定器を使用して、問題のある回路の絶縁抵抗を測定します。低い抵抗値は絶縁不良を示しています。
使用方法は以下です。




1.測定器のアース線(通常黒色の線)を接地線に繋ぐ

接地線は一般的に緑色の線で構築されていますのでそれを見つけて繋いでください。もし、その接地線に繋ぐことが難しい場合は、分電盤や配電盤を固定しているボルト等にでも繋げば大丈夫です。

2. アース線が機能しているか確認する

アース線が接地状態であるか確認します。これが不十分であると測定器は機能しません。測定器のライン線(通常赤色の線)を別の接地線や、別のボルト等にでも当ててください。測定器が0MΩを示せば準備完了です。0MΩでなければ手順1をやり直してください。 

3.絶縁抵抗値を測定

トリップしているブレーカーの配線に測定器のライン線を当ててください。抵抗値が低ければ漏電する状態になっています。目安として、100Vの場合は0.1MΩ以上あれば最低限クリアしています。が、ブレーカートリップしている以上、何らかの形で0.1MΩを下回ることがある可能性を念頭においてください。

最低限確保するべき抵抗値はこちらに記載しています。 

4.復旧作業

絶縁抵抗値が急に悪くなる場合、繋いでいる機器が故障した、配線が劣化もしくは損傷した、といったことが考えられます。修理または交換後、絶縁抵抗測定を再度実施してからブレーカーを復旧させます。

 

クランプメーターを使用したトラブルシューティング

クランプメーターは、回路内の電流を測定するために使用されます。これにより、漏れ電流を発見し、漏電の原因を特定することができます。
ブレーカートリップしていない状況で、ブレーカーをOFFできない環境の場合に有効です。


作業手順


1.上位から下位に沿って測定

漏電が検知された回路から始めて、クランプメーターを使用して下位の回路へと順に電流を測定します。測定方法は、3相なら3本、2相なら2本の線を同時につかみます。電流が流れて帰ってくる線をすべて同時につかむことで、どこかへ逃げていった電流の大きさが分かります。

2.漏れ電流の大きいブレーカーの特定

各子ブレーカーで測定し、異常に高い漏れ電流を示すブレーカーを特定します。これが問題の原因となっている可能性が高いです。

3.原因の除去

特定されたブレーカーに関連する配線や機器のチェックを行い、必要に応じて修理や交換を行います。

4.復旧作業

修理または交換後、ブレーカーを再びオンにして回路を復旧させます。


まとめ

絶縁抵抗測定器とクランプメーターは、電気設備のトラブルシューティングにおいて非常に有効なツールです。絶縁抵抗測定器は絶縁状態のチェックに、クランプメーターは漏れ電流の検出に使用されます。これらのツールを正しく使用することで、電気設備の安全性を確保し、トラブルの原因を効果的に特定し解決することができます。電気設備に関する問題が発生した場合は、これらの手順に従い、安全に作業を行ってください。






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